
今回のテーマはずばり、「ドイツ人は怠け者?」です。
というのもベルリン郊外のテスラ工場で、労働者が大量に病欠。
これを聞き知ったイーロン マスクが激怒して対抗策を実施。
すると今度は、世論がこれに怒っている。
以下に詳しく説明しよう。
この記事の目次
病欠率が高いドイツ人
そもそもドイツ人の病欠率は高い。
なんと全国平均の病欠日は15.1日/年だ。
1年に26日の
「本当に取れる有給休暇」
があるので、ドイツ人は合計して41日/年も仕事を休んでいる。
平均で。
そう、ドイツ人が1年に働くのはせいぜい10か月半ということになる。
始末が悪いのは、ドイツ人の病欠は景気に大いに左右される事。
すなわち
全く不思議なことに、
「景気が悪くなるとドイツ人は健康になる。」
ということだ。
そして病欠は月曜日と金曜日に集中する。
さらに!
階級が低い労働者ほどよく病気になる。
同じドイツ人でも、マネージャークラスになるとほぼ日本人並みで、病欠をすることは滅多にない。
テスラの工場で大量病欠発生!
ドイツ政府がテコ入れ(補助金を出)して完成した、ベルリン郊外にあるテスラのギガファクトリー。
ここで病欠が大量に発生している。
8月には従業員の17%が病欠した。
これでは製造ラインを回せないので、会社は派遣社員の採用を余儀なくされている。
するとあら不思議!
派遣社員は滅多に病欠しないのだ。
どうみても正社員の
「健康管理」
に問題があるのは明らかだ。
イーロン マスク病欠社員に激怒す!
これを知らされたイーロン マスク氏は激怒した。
買収したツイッターで容赦ない大量解雇を実施したマスク氏。
氏からベルリンの工場になんらかの
「指示」
があったようだ。
以来、
うんにゃあ。
社員の自宅を上司が
「表敬訪問」
するのは法律違反ではない。
又、労働者も自宅まで押しかけて来た上司を、
「どうぞ、お入りください。」
と家に入れる義務はない。
ただテスラの上司による自宅訪問は、
「やり過ぎだ!」
と議論になっている。
ちなみにドイツでは病欠を申告した社員に
「会社が契約している医師の診断」
を受けるように義務付けることができる。
https://pfad.tech/blog/krankmeldung/
ちゃんと合法な手段があるのに、何故、テスラでは上司による病欠社員の訪問を実施しているのだろう?
多分、社員に
「見えない圧力」
をかけるためだろう。
いかにもマスク氏が考えそうな事。
ドイツ人は怠け者?
ここからは100%主観的な意見です。
ドイツ人は基本、怠け者です。
仕事上、ドイツ人(官僚)とやりとりしますが、返事は基本、1週間後。
(例えば)木曜日が祝日だと、ドイツ人は金曜日を休んで
「4日連休」
を作るためです。
休暇に出かけたと思えば、すぐ
「病気になりました。」
と会社に連絡が入ってきます。
そう、
やっと休暇が明けた思ったら、
「あれは病欠。これから休暇に行きます。」
とほぼ2ヶ月、姿を見ることがありません。
こうした特定の怠け者がドイツの病欠率を押し上げています。
そんな怠け者のドイツ(人)に国内総生産で置い抜かれた日本。
https://pfad.tech/blog/bip_vierte/
対策
あなたが経営者でそんなドイツ人に
「大当たり!」
したら要注意!
ドイツでは病欠を理由に社員をクビにはできません。
そんな事をしたら訴えられて、膨大な慰謝料を請求されます。
「お前、仮病だろ!」
という非難も、膨大な慰謝料を請求されます。
そんな社員には、
「早く健康になって、1日でも早くまた出勤してください。」
とニコニコ顔。
その裏で弁護士事務所と相談してください。
その逆もしかり!
日本から派遣されてきた上司は、ドイツの法律を知らない。
「具合が悪いので休ませてください。」
と相談するも、
「休暇を取れ!」
と言われたら、法律違反です。
すぐに弁護士事務所まで。
その一方で
「医師から病欠診断書をもらってこい!」
と言うのは合法です。
